ウプサラ大学留学決定後の準備を紹介!【交換留学】

ウプサラ大学にこれから留学することが決まっている人は、手続きや持ち物の準備など様々な事をしていく必要があります。やらなきゃいけない事が沢山あるのは分かっていると思いますが、具体的には何をしていけばいいのでしょうか。

この記事では、実際にウプサラ大学に交換留学している僕が、ウプサラ大学留学直前生に役立つ情報を紹介していきます!

※ウプサラ大学への交換留学生を前提としていますが、それ以外の学生にも役に立つ情報があると思います。

手続き編

日本の大学での選考を通った皆さん、おめでとうございます!

ここからは沢山の手続きが待ち構えています。ここではそれらを一つずつ見ていきましょう。

保険の手続き

在籍する大学によっては絶対に入らなければならない保険が定められています。

その場合は大学からメールが送られてくるのを待って、メールが送られてきた段階ですぐに手続きをするようにしましょう。後々移民局に居住許可申請をする際に保険の証明書(英文)が必要となります。

また、ウプサラ大学に留学する学生の場合はウプサラ大学が用意している自動的に付帯される保険もあります。

ちなみにウプサラ大学から送られてくる保険の内容はこんな感じ。

ウプサラ大学から送付される保険に関する記述
ウプサラ大学の受け入れ許可証の文章(抜粋)

この文章にもあるように、ウプサラ大学の保険はあくまでも補助的な物であるため、メインとなる保険に加入しておく必要があります。クレジットカードにも保険が付帯されているから大丈夫と思うかもしれませんが、しっかりとした海外旅行用保険に入っておくことをお勧めします。

因みに保険の費用は種類などによって違いますが、15~20万円はみておいた方がいいでしょう。

留学先大学への出願

在籍大学が留学先大学へ推薦をすると、在籍大学から「留学先大学へ出願してくださいね」という連絡が来ます。

僕の場合、在籍大学からのメールに「ウプサラ大学から3月1日以降メールが届くから、そこから出願してね」ということだったのですが、実際にウプサラ大学からメールが来たのは3月14日。そして、出願の締め切りは3月29日。

ただし、ビジネスの授業をとる人は期限が早く、3月20日までとなっていました。

出願はオンラインで行うのですが、この際に履修したい授業の申請もする必要があります。従って、留学先で受講する授業を単位互換したい場合はあらかじめ教授に互換できるかを聞いておかないと、到底期限には間に合いません

ウプサラ大学で開講される授業のシラバスについてはウプサラ大学のHPから確認可能です。

ウプサラ大学に留学する人は、「Intensive Basic Swedish 1」という授業をとるのがおすすめです。

これは夏休み(八月初めから)の3週間で開講されているスウェーデン語の授業で、この授業をとれば早くから留学を開始することができます。この授業をとるメリットは

  • 友達が早い段階からできる
  • 習ったスウェーデン語が生活で役立つ
  • 秋学期の授業が始まるまで時間があるため、生活の基盤をゆっくりと整えられる
  • 日照時間の長いスウェーデンを最初に体感出来る(これ大事(笑))

って感じです。日本でゆっくり夏休みを過ごすのもアリですが、せっかくなら早く留学に行って有意義な時間を過ごしてみるのもいいと思います!

授業の申請は一学期で最大37.5単位、最小22.5単位と書いてありますが、スウェーデン移民局の決まりでEU圏外からの留学生は、30単位以上の申請をする必要があるので注意してください

居住許可申請

スウェーデンは3か月以上滞在する場合、居住許可証を取得する必要があります。

日本人の場合は移民局のウェブページからオンライン申請をすることが可能です。

申請に必要な書類の内、この記事で述べておきたいのが

  • 大学の受け入れ許可証
  • 銀行の残高証明書

です。

大学の受け入れ許可証

前述の出願手続きをした後、ひたすら待つと「Certificate of Acceptance for exchange studies with IBS at Uppsala University」というメールがウプサラ大学から届きます。

移民局のページには「手続き完了までに最長3か月かかる」と書かれているため、夏休みのスウェーデン語の授業をとる場合、5月初めにはオンライン申請をしたいところですが、僕がこのメールを受け取ったのは5月24日。

そこから急いで申請して7月2日に申請許可が下りたので、ウプサラ大学からのメールは首を長くして待つしかありません。

僕は催促のメールをしましたが「履修の調整に時間が掛かる」とのことで何も変わりませんでした。もし6月になっても受け入れ許可証が送られてこなかったら大学にメールをしましょう。

銀行の残高証明書

これは自分名義の口座に、ある一定以上の金額があるということを証明する書類です。書類自体は銀行に行ってお金を払えば即日または数日で発行してくれます。

じゃあどれくらいの金額があればいいのかというと、8370 SEK/month 以上です(2019年現在)。

仮に11か月滞在する場合は

8370 × 11 = 92070 SEKとなり、1 SEK = 11.5 円とすると、

92070 × 11.5 = 1,058,805 円

となるので、110万円くらい残高があるといいでしょう。

ここでもし残高不足となって再審査となると、出発日までに移住許可が下りず、最悪の場合出発できないなんてこともあるので注意してください。

国によっては親の銀行口座でも良いということもありますが、スウェーデンの場合は必ず自分名義の口座でなければならないので、親にお金を移してもらうなどしてもらいましょう。

申請した後は

申請した後はひたすら許可が下りるのを待つのみです。基本的にずっと手続き待ちの状態で、手続きが始まると移民局からメールが届きます。

そのメールから1週間後で申請許可の封筒が自宅に届きます。この封筒は出入国時に提示を求められることがあるので、大事に保管し、出発時に携行するのを忘れないようにしましょう。

もしも移民局から「手続き中」のメールが出発2週間前までに来ない場合は、移民局にメールをしましょう。

申請が許可されたら

申請が許可されたら、あとはスウェーデンに着いてから3か月以内に生体登録をするだけです。生体登録はスウェーデン各地にある移民局に出向く必要があります。

その際に、居住許可申請を行ったウェブページから訪問日時の予約をしてから行かなくてはいけません。

現地に着いてから予約をしようとすると3か月後まで予約が一杯になっているので、必ず出発前に予約をしておくようにしましょう

スウェーデン語のサマーコースに参加する人は、平日の午後はだいたい空いているので午後の時間帯なら適当に予約をしてしまっていいと思います。

サマーコースに参加しない人は到着後2週間くらいは予定がつかめないため、まずは任意の日程で予約をしておきましょう。

持ち物編

ここからはスウェーデンに持っていくと便利な持ち物について見ていきましょう。

持ち物についてはウプサラ大学の寮(フログスタ)を前提にして紹介しますが、それ以外の寮に住む留学生にも参考になると思います。

洋服

スウェーデンの8月の気温は高くて25℃。それでも朝夕は肌寒くなることが多いです。

従って、半袖を持って行ってもいいと思いますが、荷物が一杯になってしまう場合は必ずしも必要はありません。僕はスウェーデンに半袖を持っていきましたが、2,3回しか使っていません。

そして、冬物に関してもスウェーデンで買うことが可能です。値段に関しても日本とそこまで変わらない印象。他に持っていきたい物があるなら少なめでもいいでしょう。

ただ日本から持っていった方が良い物もあります!それは「ヒートテック」です(笑)ウプサラにはユニクロがなく、機能的な肌着を買える店はありません(あったとしても見つけるのは難しいです)。そしてスウェーデンでそういう肌着を買おうと思ったら結構な値段がしてしまいます。

ヒートテックなら沢山持っていってもそこまでかさばらないので、留学中に使うと思われる分は持っていった方が良いでしょう。目安として、1週間+αくらいの量は欲しいところです。あ、タイツもお忘れなく(笑)タイツなしでスウェーデンの街中を冬に出歩いたら、軽く足が凍ります。

筆記用具

スウェーデンでももちろん文房具は売っていますが、かなり高いです。また日本の文房具は世界的にも評価が高いため、沢山持って行って友達にあげたりすると喜ばれるでしょう。特に消しゴムは日本製を使っている人が多い印象。

また、共同で冷蔵庫を使う場合は油性ペンを持っていくと、自分の食品に名前を書けるので便利です。そして必ず持っていきたいのがハサミ。初日から使う機会が多いため、預け入れ荷物に一つ入れておくようにしましょう。

基本的に自室の壁に何か貼りたいときにセロテープを使うと壁が向けて罰金を取られてしまうので、マスキングテープがあると便利かもしれません。

スピーカー

音楽が嫌いでなければスピーカーを持っていくといいでしょう。部屋にひとりでいるときにスピーカーで音楽を流せばにぎやかな雰囲気になります。ただスマホの音でも良い人は持っていく必要はないですね。

クレジットカード

スウェーデンはカード社会。現金不可の店まであるくらいなので、クレジットカードは必須のアイテムと言えます。

またカードを無くしてしまったりしたときのために、3枚以上は持っていくといいでしょう。

ここで、全てVISAまたはMasterにするのではなく、VISA2枚とMaster1枚にするなどした方がいいです。なぜなら機械によって相性が悪くて上手く読み込まないということもあるからです。

因みにクレジットカードの上限額の合計は50万円くらいはあった方がいいです。クレジットカードの使用可能額は引き落としがされるまでリセットされないため、上限額は2ヶ月分の使用金額に耐えられる金額である必要があります。ここで、家賃が1ヶ月で5万円かかったり、旅行代などをクレジットカードで払ったりすると、あっという間に30万円はいってしまいます。

これからクレジットカードを作るよって人は、おすすめのクレジットカードがあります!それは「学生ライフカード」です。ホームページで事前登録しておけば、海外で支払った金額の5%が1年度間で5万円を上限にキャッシュバックされるという優れもの。

実際に僕もこのカードを使って1ヶ月に数千円がキャッシュバックされています。1年間の留学生活をこのカードで払えば、かなりの金額がキャッシュバックされることになりますね。クレジットカード会社は大丈夫なんだろうかとこっちが心配してしまうほどお得なので、是非ご自身でも調べてみてください。

爪切り、耳かき

現地でも買うことが出来るかもしれませんが、見つけるのが難しいです。爪切りや耳かきはかさばらないので、持っていって損はないでしょう。

ティッシュ

ティッシュを頻繁に使う人は持っていった方がいいです。

日本のようなふわふわしたティッシュはほとんど売っていません。売っていても1箱100円とかするので、荷物容量が許すなら持っていった方がいいです。

変換プラグ(延長コード)

いわゆる、海外用マルチ変換タップと呼ばれるものです。

ひとつのコンセントから複数の日本のコンセントにすることができるため、非常に便利です。また、コンセント口が様々な国に対応したものを買えば、近隣国への旅行にも持っていくことができます。

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パソコン

言うまでもありませんが、大学の学生サイトなどにログインをするためにパソコンは必須です。充電器も含め、忘れないようにしましょう。

また、パソコンの充電器は様々な電圧に対応してるため、特に変圧器は必要ありません

シャンプーなどのトラベルセット

シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、歯磨き粉などがセットになったもの。容量は小さくても構いません。

これがあると、到着してから数日はそれを使うことができますし、旅行に行ったりする際も便利です。

実際に僕が持っていったのはこれ。

花王 トラベルセット (シャンプー・ボディソープ・歯ブラシ・ハミガキ粉)(※歯ブラシの色は選べません)

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これなら飛行機の手荷物でも持っていけますし、実際に留学中の旅行に持っていったりして大活躍です。

便座シート

海外のトイレは便座が温かいなんてことはありません。

特にスウェーデンは冬は冷えるため、そんなときに自室の便座が冷たかったら嫌ですよね。

出発前に便座シートを持っていこうと思い立った時は大発明をした気分でした(笑)

僕はこのアマゾンで見つけた安い便座シートを持っていきました。

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Wi-Fiルータ

どの寮に住むかによって違いますが、フログスタの場合はルーターは自分で買う必要があります。

※稀に前の住民が残していくこともあるみたいです。

現地で買うこともできますが、着いてすぐにWi-Fiを使いたいという場合はルーターを持っていくようにしましょう。

僕のお勧めは「PLANEX ちびファイ3」というもの。これについては別の記事でしょうかいしているのでそちらで詳細を確認してみてください。

番外編

ここからは出発するまでにしておいた方がいい事を紹介します。

寿司を食べる

スウェーデンでも「SUSHI YAMA」というすしチェーンがあったりして、至る所でお寿司屋さんを見つけることができますが、とても高いです。

また寿司があったとしてもほとんどがサーモンのため、日本にいるうちに多くの寿司を食べておきましょう。

スウェーデン語を少し勉強する

スウェーデンは英語が通じるから大丈夫!」と思ったら大間違い。

確かに街中の多くの人が流暢な英語を話しますが、標識や食品のパッケージなど、ほとんどの物がスウェーデン語で書いてあり、スウェーデン語を全く知らないと意味不明です。

Facebookで情報収集をする

ウプサラ大学の場合、Nationなどの情報はFacebookで流れてきます。もしもFacebookを登録してないという人は登録しておきましょう。

またウプサラは自転車が必須となりますが、Facebookの「Uppsala University Buy and Sell」というグループで頻繁に売買が行われているのでチェックしてみてください。

英語の勉強をする

「留学して3か月で英語が話せるようになる」とよく言われますが、そんな簡単ではありません。僕が実際に3か月過ごしてみて感じるのは、リスニング力の向上反射的に英語で反応出来るようになったということです。

しかし、知らない単語は知らないし、文法に自信がないと言葉が詰まります。そのため、TOEFLから解放されて英語の勉強をしたくない気持ちは分かりますが、コツコツと勉強をしておきましょう。