【ウプサラ留学day139~142】ヨーロッパ遠征「ベルリン編」

さてさて「ヨーロッパ遠征」題した旅行記シリーズも今回が最終回となります。自分でブログを書いておきながら言うのもなんですが、旅行に行けば行くほどブログに書く量が増えるので、しんどいですね(笑)

今回のヨーロッパ遠征に関しては、フランス編が14000字、ベルギー編が7000字、オランダ編が10000字、ニュルンベルク編が8000字と、既に約40000字も書いています。←自分でカウントして驚きました。

今回はベルリン編は、12月21日から24日までの3泊4日の滞在記となります。前回はニュルンベルクで午後3時過ぎに出発したところで終わったので、今回はその続きからです。

今回のバスは初めて途中で夕食休憩のような時間が設けられました。といってもバーガーキングしかないパーキングスペース兼バス停なのですが。。

それで僕たちは夜ご飯はベルリンで着いてから食べようと思っていたのでここでは買わず。それで「他のお客さんがハンバーガーとか買ってバスの中で食べるんだろうなー、嫌だなー」と思っていたらバスの中は飲食禁止(ペットボトルやスナックは除く)だそうで、バスの運転手さんがドアの前に立って、持ち込もうとしている人もしっかり注意してくれていました!優秀!

結構こっちの人たちってそういうルールにルーズなイメージがあったので、バスの運転手さんがしっかりと注意してくれたのには少し感動してしまいました(笑)まぁ運転手さんが掃除するので汚されたくないというのもあるとは思いますが。

このバスは少し遅れて出発したので到着も少し遅れ、20時50分にベルリン中央バスターミナルに到着しました。今回のバスは綺麗だったし空いてたので、5時間のバス旅も余裕でした。

これはバスターミナルから見えたエッフェル塔(違う)。

ちなみにこのベルリン旅は僕、ストックホルム留学生、ミュンヘン留学生の3人での旅行です。ニュルンベルクで一緒だったミュンヘン留学生のもう一人は他のところに観光しに行きました。

今回泊まるホテルはバスターミナルから電車で20分ほどのところにあります。ドイツの電車は打刻式で、改札はありません。チケットを買っても打刻し忘れると、抜き打ち検査のときに罰金を請求されるので要注意です。ベルリンの抜き打ち検査は観光客にも容赦ないそうです(笑)

電車にしばらく乗って「Nollendorfplatz」というホテルの最寄り駅に到着です。バスターミナルよりは中心地に位置しているため、人も若干多い気がします。

今日は土曜日だからか、電車内はサッカー観戦後と思われる人たちがたくさんいて、酔っている人たちが凄い騒いでいました(笑)まぁでも特に危害が加えられたわけではないのですが、こっちはスーツケースを持っているので何か怖いですよね。

上の写真の足跡のマーク、可愛くないですか!駅を降りて横断歩道を渡ろうと思ったらこういうペイントがされていました。んで、そんな事よりも夕食を食べる場所を見つけなければなりません。もう21時半ですので。

そしてこちらの「Burger Zone」というお店に決定。駅前にあって尚且つグーグル評価が高いという条件のもと。

店内に入ってみるとこんな時間なのにかなり賑わっていました。そんなにお店が広いわけではないのですが、満席で外の席しか空いてません。


注文方法が分からなくてちょっと苦戦したのですが、無事このセットメニューをゲットしました。店員さんに英語で話してもドイツ語が返ってくるという難易度の高さ(笑)

チキンカツバーガー、ホットドック、ポテト、ドリンクのセットで900円です。そして気温もそんなに低くなかったので外の空いている席で食べることにしました。

夜10時に外でこのジャンクフードを異国の地で食べるって最高じゃないですか?(笑)

お腹が空いていたので当然美味しく頂きました。ただ結構量があったので胃もたれ確定です。

ハンバーガーを食べて、22時半にホテルに到着。今回泊まるのは「ホテル ベルリン ベルリン」という不思議な名前のホテル。客室が700室以上ある大規模なホテルです。

チェックインを済ませて早速自分たちの部屋に向かいます。今回泊まるのは2階の部屋です。

部屋はこんな感じ。ここに3人で3泊して一人当たり11500円ほどなので、まぁまぁですね。朝食はついていないので。

ブリュッセルで泊まったホテルのコスパが良すぎて、あれを超えられるホテルは今後あるのだろうか(笑)

このホテルはなかなか素敵なのですが、少し古さを感じる部分があったり、クリーニングが不十分だったりしてレビューが少し低くなっています。今回も初日だけボディーソープの置忘れがあって、シャンプーしかありませんでした。僕は全部持ってきていたので対処できたのですが。

これは翌日の朝。9時半頃にホテルを出て、朝食を食べるためにホテル付近にあるレビューの高いカフェに向かいました。

そしてドイツと言えばこの信号。昨日の横断歩道もそうでしたが、ドイツは交通標識を可愛くするのが好きなんですかね。

ホテルから15分ほど歩いて到着したのが「Coffee & Deli, Queen of Muffins」というカフェ。

日曜の朝なので人通りは多くないのですが、カフェに入るとまたしても中は満席。

店名にマフィンと書いてあるからマフィンを食べたい気持ちもありますが、前日のハンバーガーのお陰で胃の調子が良くはないので、ちゃんとした朝食をとることにします(笑)

アメリカーノ(270円)とサンドイッチ(530円)です。サンドイッチは数種類ありましたが、一番無難そうなやつにしました。

そして今回も屋外席(笑)

注文してからトーストをして席に持ってきてくれるので、チーズがとろとろで美味しいし、屋外だから余計に温かいのが美味しく感じます。

アメリカーノは及第点ですが、店員さんの対応が良かったのでまたサンドイッチを食べにリピートしたくなるお店です。

朝ご飯を食べたところでここから観光スタートです。まずは電車を使って「アレクサンダー広場」に向かいます。

ここがテレビ塔。思ったより面白くない広場ですが、クリスマスマーケットが開かれていました。ドイツは本当に至る所でクリスマスマーケットが開かれています。

この数字が書かれたオブジェは「ウーラニアー世界時計」というもので、日本の時間も刻まれていました。

いやでもそれにしても天気が悪いんですわ(笑)雨が降ってないのは感謝なんですけど、霧の濃さがすごい。

これはクリスマスマーケットに飾ってあった熊さんたちなんですが、なんともいえない表情をしていました。目がいっちゃってますよね完全に(笑)

これはクリスマスマーケットで一番おいしそうだったやつ!なんだかわかりませんが、大きな鍋に美味しそうな料理が湯気を立てながら煮込まれています。食べたいなと思いつつも金銭面的にここは我慢。。将来のまた来た時に食べたいと思います。

それでもパンには目がないもので、アレクサンダー広場駅にある「BACK FACTORY」というチェーン店のパン屋さんが美味しそうだったので寄ってみることにしました。

スーパーのパン売り場みたいな感じで沢山のパンが売られていて見ているだけで幸せです。

実際このお店に入ったのは温かい飲み物が飲みたかったというのが大きいのですが、こんなにパンが並べられてたら買わない訳にはいきません。

ドリンクは自分でマシンを操作して入れる式だったのでココアやラテなど何でも選び放題です。いつもならブラックコーヒーですが、食事パンで味が薄いと思ったのでココアにしました。

このふたつを頼んでいくらだと思いますか?

何と250円!めっちゃ安い。特にこのコッペパン型のプレッツェルが安くて、さすがドイツって感じでした。

味に関してはそれなりに美味しくて、プレッツェルの塩加減が良い感じでした。

ココアを飲んで温まった後は次の目的地に向かうために電車に乗ったのですが、まさかの逆方向に行ってしまうという凡ミス(笑)

幸い動き出してすぐ気づいたので次の駅で降りたのですが、そしたらこんなに素敵な駅舎でした。昔の壁を残しつつ現代的な鉄骨で補強してあり、また天井には木がたくさん使われていて、ちょっと日本っぽさも感じました。

電車に乗って10分ほどで目的地に到着です。そう、「ベルリンの壁」です。ベルリンに来たらここに行かない訳には行かないだろうというスポットですよね。

こんな感じで今は「East Side Gallery」として観光客向けのスポットとして展示されています。

ベルリンの壁は現在はお絵かき帳のようになっているのですが、きっと一般人が落書きしたわけではなく、ちゃんとした許可のもと描かれたものなのでしょう。

ところどころ「日本」や「東京」という言葉がありました。これは当時東京オリンピックがあったのが影響しているのでしょうか。

そういえばちょうど同じタイミングで大学1の子と2の子がベルリンを観光していて、彼女らがおすすめしてくれたカフェ「Konditorei Buchwald」がこれから向かうところの近くにあったので、寄ってみることにしました。

このカフェは王室御用達の100年以上の歴史を持つ、バウムクーヘンが有名な老舗カフェだそうです。そういえば僕はバウムクーヘンが好きで、小学6年生の頃におばぁちゃんにバウムクーヘンのホールを買ってもらって一人で全部食べた事があるのを思い出しました。

あの頃はちょうど東日本大震災のときで、自宅で暇をしながら食べていた気がします。

バウムクーヘンはドイツのお菓子なのですが、調べてみるとドイツではバウムクーヘンはクリスマスやお祝い事のときに食べる高級菓子だそうで、めったに見ることがありません。実際にスーパーなどでもバウムクーヘンは売られていませんでした。

このお店は時間によっては1時間の行列ができたりするようなのですが、13時過ぎということもあってすんなり入ることが出来ました。

注文したのはもちろんバウムクーヘン(400円)とコーヒー(250円)です。老舗カフェにしてはずいぶんと良心的な値段です。コペンハーゲンの老舗カフェは物価も違いますが、コーヒーとケーキで2000円超えでしたからね。

コーヒーの味はいかにも老舗カフェが出しそうな感じの味で、これはこれで美味しいって感じ。そしてバウムクーヘンは絶品。今まで食べた中で一番おいしかったです!間違いなく。

生地がしっとりしていて、外側にコーティングされているグレーズの絶妙な甘さ。そして鼻から抜ける(何だか分からないけど)香り。何個も食べたくなる味でした。

カフェをあとにして向かったのは、「ティーガルテン」という大きな公園。この公園の大きさは滑走路が2本ある「ベルリン・テーゲル空港」の敷地と同じくらいです。

天気が悪いし冬だしということで、まぁ殺風景というか、映えはしないですね。

ところどころこういう像があるのですが、どんよりした空と色が同化してしまっています。

この公園のメインはこの「戦勝記念塔」。デンマーク戦争での勝利を記念して19世紀後半に建てられたそうなのですが、パリの凱旋門とかを見たあとだとしょぼく感じてしまいます。本当は歴史的な意味とかを噛みしめながら見るのがいいんでしょうね。

ここから観光の中心部に行くために、この道を歩くことにしたのですが、その距離2 km。凱旋門からのびるシャンゼリゼ通りはお店があったり露店があったりするのですが、この道はひたすらこの風景が続きます。

友達がいたので話しながら歩くことが出来たのですが、一人だったら恐ろしいほど暇な道ですね(笑)

そして途中でバスに乗ろうかと思ったのですがバス停がそもそもなく、結局最後まで歩いてたどり着いたのがこの「ブランデンブルク門」です。ベルリンのシンボル的な門なのですが、こないだのブリュッセルで訪れた公園にあった門にそっくりです。

ブランデンブルク門から続く道はショッピングストリートとなっていて、多くのお土産屋さんや高級ブランド店がありました。

その中でもこのNIVEAショップは見るからに楽しそうな雰囲気だったので入ってみることに。

NIVEAはドイツのブランドなんですね。

店内は思ったよりも広くて、限定品とかもあって何か買いたかったのですが、これだと思う物が見つけられなかったので何も買わずに出てきました。

 そのまま道を歩き続け「ベルリン大聖堂」に来たのですが、残念ながら工事中(笑)

ヨーロッパ旅行中にこういう工事中に遭遇する確率が凄く高い気がするんですけど、流行り何ですかね、修復工事とかが。

16時になり辺りも暗くなってきたのでそろそろ帰るか―って感じですが、せっかく公共交通機関乗り放題チケットもあるので、バスで「チェックポイント・チャーリー」に来ました。

これはドイツが東西に分裂されていた時代に、ベルリンの西ドイツと東ドイツの境界線上に置かれていた国境検閲所だそうです。写真には兵隊さんの写真がありますが、片方はソ連軍兵士、もう片方が米軍兵士になっているみたいです。

このチェックポイント・チャーリーの近くを歩いていたらまた「BACK FACTORY」があったので、小腹も空いていたので入ってしまいました(笑)

今回は甘いパンにしたので少し高いですが、それでも飲み物と合わせて330円。スウェーデンならパンだけでこの値段はしそうです。

パン、というかデニッシュですが、甘くて疲れた体にしみわたりました。これまた絶品ではないですが、十分に美味しかったです。

まだ17時ですがこの後はもう観光はせず、夕食を買ってホテルに帰ることにしました。3泊もするのでそこまで頑張らなくてもきっと全部周り切れます。

夕食はホテルの最寄り駅の構内で露店のような形で売られているサンドイッチにしました。昨日駅を通ったときに見かけて少し気になっていたのです。こういうところで買うのって現地の人になれた気がして楽しいんですよね。

これがそのサンドイッチ。せっかくなのでドイツっぽくプレッツェルサンドにしました。びっくりするくらい安くて、これで210円です。サラダ不足だったのでスーパーで売られていた1€(125円)サラダも食べました。

サンドイッチの味はそれなりですが、値段を考えるとコストパフォーマンスが良く、満足です。

さすがに早くホテルに帰り過ぎて暇になってしまったので、夜の街に繰り出すことに。

まぁ目的はこのショッピングモールに入っているスーパーでビールを買うことなんですけどね。

そして同じメーカーのビールを3種類買ってみました。それぞれ120円ほどです。さすがドイツって感じの安さですね。

ミュンヘン留学生は飲まず、僕とストックホルム留学生で飲むことにしました。どのビールもそれぞれ違った風味で美味しかったです。

飲んだ後は少し明日の予定を立てて、割とすぐに寝た気がします。今日は微妙な天気だったので、明日の天気に期待ですね。

ベルリン3日目は遅起き。ホテルを出たのが何と11時(笑)

朝ご飯というか、ブランチを食べにバスを使って移動です。

そしてこちらが目当てのお店「CURRY 36」です。グーグルでも評価が高く、観光客にも人気のカレーソーセージ屋さんです。

フライドポテトとソーセージ2本のセットで700円ほど。安くはないですが、見た目以上にボリュームがありました。

店の前でスタンディングデスクがあるのでそこで外を見ながら食べるのですが、このジャンクな感じがたまらないですね。

カレーソーセージといってもソーセージ自体がカレー味なのではなく、上からカレー粉が掛かっているだけなのですが、まぁ間違いない味ですね。とても美味しかったです。

腹ごしらえをしたあとにまず向かったのは、「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」。

よく見ると頂部が欠けているのですが、これは1943年の英国からの空襲によって破壊されたのをそのまま残しているからだそうです。

建物の中に入ってみると、外側からは想像も出来ないくらいきれいな絵が天井一面に描かれていました。

この教会の隣りにはもう一つの建物「新教会堂」があります。

事前に調べていたので青いステンドグラスが綺麗ということは知っていたのです、実際に見てみると息を吞むような雰囲気が漂っていました。素敵とか綺麗という言葉では到底表せません。

この新教会堂にはパイプオルガンもあり、ここで演奏されたら相当気持ちがいいだろうなと思いました。

ここで一時別行動していた友達と合流するため、「EINSTEIN KAFEE」で小休憩。

カフェに来てこんなに美味しそうなケーキが並んでいたら食べない訳にはいきません。

アーモンドハニーケーキというのとアメリカーノを注文。合わせて1000円くらい。このケーキは何とも不思議な味で、ダックワーズのような感じで美味しかったです。アメリカーノもまずまず。

友達と合流して向かったのは「シャルロッテンブルク宮殿」。ここでもクリスマスマーケットがやっていました。もう何か所のクリスマスマーケットを見た事か。

それでもどこのクリスマスマーケットもそれなりに賑わっているっていうのも凄いですね。

一つだけ屋根の上に登れるお店があったので上ってみると、宮殿が良い感じに見ることができました。宮殿内部には入らなかったのですが、昔の王族の暮らしぶりが分かるような豪華さなのでしょう。

宮殿からバスで向かったのは、国会議事堂。無料でのツアーもありますが、外観を見るだけで十分だったので、写真だけ撮りました。

国会議事堂というだけあって警備はしっかりされていましたが、日本ほど沢山警察がいるわけでもなく、比較的なごやかな雰囲気でした。

国会議事堂から歩いて5分くらいのところにあるのが「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」です。記念碑というよりはアート感が強い気がするのですが、結構な広さでそれなりに見ごたえがありました。

ブロックの高さが人よりも高いところもあり、予想通り子供たちの遊び場と化していました(笑)

16時過ぎで日も落ちてきたので一旦ホテルで休憩。もう行きたいと思っていたところは行き尽くした感があります。

今日は長かったヨーロッパ遠征の最後の晩餐です。

ドイツ料理を食べたいという事で、友達が予約しておいてくれたドイツ料理店「Schildkröte」に来ました。

店内はこんな感じでいい雰囲気です。ほとんどが予約席のようで、人気店みたいです。キッチンとホールが分かれているのですが、ホールはやる気のない老夫婦でした(笑)まぁドイツっぽくてある意味ドイツを満喫といった感じですかね。

注文したのはこの二つ。3人でシェアして食べました。左が「料理名覚えてないソーセージ(笑)」で右が「EISBEIN」というドイツ、特にベルリンを代表する家庭料理だそうです。

店的にビールも頼んであげたいところでしたが、既にこれから夜に飲むビールを買ってホテルの部屋で冷やしてあるのでここではこの2品だけを頂きました。この二つを3人で割り勘して、一人当たり1200円ほど。安くはないですが、高くもないですね。

そして実食。めちゃくちゃ美味しい!どちらも塩味が強かったのですが、EISBEINに関しては豚肉がほろほろでとろとろ。見た目のインパクトも抜群で大満足でした。

ソーセージもかかってるソースとの相性が抜群で、さらにその下に敷かれているベッドのようなマッシュポテトも美味しかったです。

店員さんの接客態度だけ不満足なのでリピートはないですが、料理自体はとても美味しかったので惜しい店です。

胃が幸せになったところでホテルに帰宅。帰りの地下鉄は始発駅からの乗車だったため、こんなにがらがら。それにしてもドイツの地下鉄もずいぶんときれいですね。

さてさてホテルに帰ってからはビール会です。といっても3人で4本を飲むだけなのですが(笑)

このあとは何時間だろう、ずいぶんと長く「地球温暖化対策に対する見解」とか「人生」とかについてみんなで熱く語り合いました。同じ大学・学部・学科の3人ですが、それぞれ全然違う考え方を持っていたりして、とても興味深かったです。

スウェーデンに帰ったときにこういった会話が英語でも出来るくらいだったらなもっと視野が広がるだろうなとは思うのですが、積み重ねていくしかないですね。

さてさて遂にヨーロッパ遠征最終日となりました。今日は8時過ぎに起き、ホテルをチェックアウトする前に朝ご飯を食べにこのお店「Brezel Berlin」にやってきました。

この日は12月24日ということもあり、営業しているお店が少なかったのですが、運よく僕が行きたいと思っていたこのお店は営業していました。

このお店はベーカリーカフェと言った感じで、様々なメニューをオファーしています。店員さんはあまり英語を話せない感じでしたが、気持ちの良い接客をして下さりました。

ドイツは愛想が悪いイメージですが、今まで行ったカフェに限ってはどこも良い接客をしてくれます。

アメリカーノ、チョコデニッシュ、プレッツェルのチーズとハムのサンドを頼んで合計830円。良心的な価格だと思います。

そしてこのプレッツェルのサンドは「トーストしますか?」と聞かれたのでお願いしたのですが、チーズがとろとろでプレッツェルがサクッとして絶品でした。

デニッシュに関しては値段の割にとにかく大きくて、チョコの量も尋常じゃなかったのですが、あまり甘くないチョコだったので比較的食べやすくて美味しかったです。

最後の朝にいい場所で食事が出来て幸せです。

朝食後はホテルに帰って荷造りです。今日は割といい天気で、雲のすき間から日が差しています。

ホテルのチェックアウトは12時なので、ぎりぎりまで滞在して、11時50分頃にチェックアウト。

ここからお昼ご飯を食べるために(というよりは食べたいと思っていたケバブを食べるために)、ホテルから3 kmのところにあるケバブ屋さんに歩いて行くことにしました。時間もあるし、朝ご飯を消化するために。

朝は雲も多かったのですが、散歩をしていると快晴になりました。クリスマスイブにとても気持ちの良い散歩が出来て幸せです。スーツケースを引きながらではありますが(笑)

途中、電車が通り過ぎるのを見たりして、

約40分歩いて、「Mustafa's Gemüse Kebap」というベルリンで一番人気のケバブ屋さんに到着です。

クリスマスイブなので皆家でゆっくり過ごしているのかと思ったのですが、行列ができていました。

15分ほど並んでやっとゲット。ドネルケバブというケバブの一種で、このお店の看板メニューです。トーストされたパンの間に大量の肉と野菜が入って530円。コスパ最強のケバブです。

ケバブには香辛料の味がしっかりついていて、それを野菜のフレッシュさとマヨネーズのまろやかさで包み込んでいる感じ。そしてトーストされたパンは少しかりっとしていて、バターの香りが鼻に抜けます。

これは満点の味でした。是非また食べに来たい!

ケバブを食べた後は地下鉄で空港近くまで移動。そこからバスに乗れば一瞬で着くのですが、まだ時間もあるし体力も有り余っているので、空港まで2.5 km位の道のりを歩くことにしました。

このときは曇ってしまったのですが、それがまた幻想的な雰囲気を作り出しています。

そして「ベルリン・テーゲル空港」に着きました。ずいぶんと古くさい空港です(実際に古いですが)。

スーツケースを持っているのでここでセルフバックドロップ。

ドイツの首都の空港なのに中は狭くてお店もほとんどありません笑

そして制限エリア内へ。まだ搭乗まで1時間くらいあるので、コーヒーを飲んで今回の旅に使った金額の計算を(笑)

ちなみにこのベルリンからストックホルムまでのフライトは預入荷物を追加して6700円なので、かなりお得だと思います。しかもフライトが高い12月末なのに。

搭乗開始です。これでようやくウプサラに帰れます(笑)

さすがLCC。ブリッジなどはなく地上からの搭乗です。

でも僕はこうやって地上からの搭乗の方が機体とかエンジンとかが間近で見られるので好きです。

飛行機は定刻通り16時55分に出発。ベルリンから1時間40分でアーランダに着く予定です。

ベルリンからアーランダまで1時間40分って簡単に言うけど、やっぱり飛行機というのは早いですね。バスだと何時間かかることやら。産業の発達に感謝です。

最近はスウェーデンのグレタさんが飛行機を使わないように呼び掛けていて、スウェーデンでは「飛び恥」「鉄道自慢」なんて言葉も流行っているみたいですが、今後の飛行機の役割はどうなっていくのでしょうか。

地球温暖化は喫緊の課題であることなのは確かだとは思うのですが、そこに安くて便利な手段があったら、それが地球に悪くても使ってしまうのが多くの人の考え方な気がします。例えばコーヒーとかで「フェアトレード」という風に書かれたものをよく見かけますが、多くの人はその文言より「味」や「値段」に目を向けると思います。

どちらも自分は得をして、壁の向こう側に害が生じます。多くの人は、自分も含め、自分の得になる行動をとるものです。それを踏まえて、地球温暖化対策というのは自分に得になるような形で実現できるがベストですよね。これがある意味小泉環境相の「セクシー」発言なんですかね。

僕としては地球に優しい技術の開発に携わることで、地球温暖化対策に繋げていきたいですね。

飛行機に関しては、他の交通手段に比べて二酸化炭素排出量が多いのは明らかですが、「飛行機は地球に悪いから使わない」ではなく、「どうすれば飛行機の二酸化炭素排出量を減らせるか」ということを考えられる大人になりたいと思います。

まぁずいぶんと話が逸れてしまいましたが、無事アーランダ空港(ストックホルム)に到着しました。実際の飛行時間は1時間20分ほどであっという間でした。

アーランダ空港はターミナルが2~5まであり、ほとんどの国際線はターミナル5を使います。フィンエアーと一部の便だけターミナル2を使うのですが、今回の便はそのターミナル2に到着。

ターミナル2を使うのは8月2日の最初にフィンエアーでやってきたとき以来なので、なかなか感慨深いものです。今回は預入荷物があるため、ストックホルム留学生と上のレーンの前で待っていたのですが、あのときも同じ友達とこのレーンで待っていました。

あのときの心境を思い出しながら荷物が出てくるのを待っていたのですが、最近はその「初心」というものを忘れていたなと感じます。1月末から始まる新学期に向けて、また留学開始時の気持ちを持ってこれから準備していきたいと思います。

荷物を受け取って友達とは解散。

それと同時に実は日本から母が、僕が到着する1時間半前くらいにアーランダ空港に到着していて、空港で僕の事を待っていてくれました。

ここからバスを使ってウプサラに行きたかったのですが、クリスマスイブということもありもうバスは運行しておらず、仕方なく電車でウプサラに帰ることに。

ホテルのチェックインを一緒にし、僕は寮に帰るためにそこでいったん解散。

21時、家に無事帰ってくることが出来ました。

共有スペースにはコリドーメイトが装飾をしてくれていました(笑)

まだ夕食を食べていなかったのですが、特に食材もなかったので冷凍庫にあったナゲットをオーブンで焼いて食べました。

見ての通り完全に作り過ぎてしまい、一瞬で胃もたれしました(笑)

そして母にリクエストしてあったカレー!まさか6箱も持ってきてくれるとは思いませんでしたが、これで残りの6か月、毎月カレーが食べられますね(笑)

スウェーデンではジャガイモや玉ねぎが安いので、カレールーさえあれば意外と簡単にカレーが作れてしまうのです。

今回の旅の総括として、ヨーロッパ遠征で訪れた国のまた行きたいランキングを付けるとすれば、行きたい順に「パリ→ブリュッセル→→ドイツ=アムステルダム」といった感じですね。

それにしてもストライキ中といえどパリは素晴らしかったです。ドイツは物価が安いのは良かったのですが、人の愛想が今回訪れた国の中で一番悪かったため、印象は良くありません。

それにしても学生という身分でこんなに沢山の国を周らせてもらえていることに何より感謝しなければなりません。これからも多くの場所を訪れるとは思いますが、どんなときでも感謝の気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。

これで、ヨーロッパ遠征と題するシリーズも終了です。

誤字脱字も多く、読みづらい文章であったと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。