【ウプサラ留学day203~206】イスタンブール3人旅、安い、美味しい、コロナ差別。

前回の記事では長々と春学期スタートの様子を書きましたが、今回は2月20日から23日に行ってきたイスタンブール旅行について書いて行こうと思います。

もともとは同じ大学の人たちと4人で行く予定だったのですが、大学2の子が体調不良のため、3人旅になりました。

まずはいつものようにアーランダ空港にバスで移動。10時35分のフライトなので8時半頃にアーランダに到着。友人曰く今週はスウェーデンの学校等が休みらしく、木曜にも関わらずセキュリティチェックはとても混んでいました。

今回使うのはペガサス航空というトルコのLCC。過去2年に2回も着陸に失敗している航空会社です(笑)

3時間越えのフライトの往復で15,000円なのでなかなか安いのではないでしょうか。

10分くらいの遅れで飛行機は出発。昼をまたぐフライトだったので、初めて機内サービスを注文してみました。サンドイッチとオレンジジュースで800円くらい。このサンドイッチは予想以上に美味しくて、スウェーデンのコンビニで売られているものよりは美味しかったです。

30分遅れ位でイスタンブールに到着。天気はあいにくの雨です。

トルコはクレジットカードがスウェーデンほど浸透していないということなのでまずは空港で両替です。

両替をしたあとはSIMカードの購入。トルコはEU/EES圏内ではないため、スウェーデンで使っているSIMが使えないのです。

トルコは比較的物価が低い国ですが、SIMについては例外。プリペイドの10GBくらいのプランで4000円くらいします。まぁ10GBも使わないのですが、それより少ない容量のプランが売られていないのです。でも今回は3人旅のため、一人が購入してそれをテザリングして使うことによって一人当たりの負担は少なくすることができました。

市内まではバスで行くのですが、それなりに時間が掛かるみたいなので空港に入っているスーパーで飲み物を買うことに。

そしたらここでまず物価の安さに驚愕。一般的に空港のスーパーはずいぶんと高いのですが、ここではコーラが1本90円!これからの旅に期待が高まりますね。

結局スーパーでは500mlの水を買ったのですが、30円もしませんでした(笑)

空港バスは空港前のバス停から出てるのですが、横断歩道に信号などはなく、無秩序に人々が移動しています(笑)

350円くらいで市内の大きな広場「タクシム広場」まで行くことができました。イスタンブールは渋滞がひどいらしく、40分で行ける道を2時間掛けて移動しました。

そして皆運転が荒い!このバスもアクセルワークが荒すぎて思わず苦笑しちゃいました。 

広場からトラムの乗り場までは小雨の中徒歩移動。この時点で19時半ですが、多くの人で賑わっています。ただ数年前にテロがあった影響か、大きな広場には武装した警官がたくさんいました。

ここからトラムで泊まるところの近くまで移動。まずはイスタンブールカードというパスモのようなものを買って、そこにチャージをして使うようです。

そして20時過ぎにチェックイン完了。トルコはスウェーデンよりも2時間進んでいるため、朝から移動したのにもう夜です。

夕食は泊まるところの近くにあったトルコ料理屋さん「three partners cafe & restaurant」に来てみました。時間も遅いせいかお客さんは僕たちだけ。でもグーグル評価は300件近くあって星4.9なのでそれなりに期待できるでしょう。

おしゃれなプレート料理とビールを注文。ナンみたいなやつはお通しみたいな感じ(無料)で着いてきました。

料理はどれも美味しく、思ったよりもボリュームが少なかったので良かったです。

お客さんが僕たち3人しかいないのに店員さんは4人くらいいて、暇そうにずっと僕たちの方を見ていました(笑)

なにより面白いのが、ビールを頼んだら若造が店の外に出ていって、ビールを調達してきていたという事。僕は入口に背中を向けていたので分からなかったのですが、お店にストックしていないのでしょうか(笑)

食後はトルココーヒーとスイーツをサービスしてくれました。トルコは結構最後にサービスしてくれるお店が多いみたいです。思わぬ形で飲みたいと思っていたトルココーヒーと食べたいと思っていたスイーツを食べれて良かったです。

このスイーツをはパイ生地の中にはちみつが入っていて、めちゃくちゃ甘いのでコーヒーとよく合います。

スイーツとコーヒーを食べ終わったら「もっといる?」とか言ってくれて、とにかくホスピタリティの高い店員さんたちでした。疲れている中、落ち着いた店内で面白い店員さんたちと食事が出来て良かったです。

これだけ食べてひとり1400円なので、スウェーデンと比べたら安いですね。まぁこのお店はイスタンブールの中では少し高いお店ではあると思いますが、それでも良い経験が出来ました。

そうそう、これだけサービスをしれくれたからチップでも要求してくるのかと思いきや全くそんなことはなく、その代わりに「グーグルのレビューよろしくね」とお願いされました(笑)

それでも全然強制的な感じではなく、終始優しい店員さんたちでした。

今日は移動で疲れたので早く寝るかと思いきや、2時間の時差のせいで全然眠くならず、結局イスタンブール時間の2時くらいまで起きていました。そして翌日。。。

調べてあった乳製品店で朝ごはんを食べるため、8時に起きようと決めて寝たのですが、僕が起きたのは8時15分。寝すぎてしまったと思ったら、大学3の子は更に寝すぎていて、大学1の子が8時半頃に起こしに行くと「ニャー」と言って目を覚ましたものの再度眠りについてしまいました(笑)

ということで大学1の子と二人で朝食を食べに行くことに。泊っているところからは歩いて15分くらいなので朝の良い散歩です。

これがお目当てのお店「Borisin Yeri」です。

店内はこんな感じでいかにも地元感漂う良い感じの雰囲気のお店です。

メニューを見ているとお店の人がおすすめを教えてくれて、その中から選んだのがこちら。フランスパンは注文しなくても出てきて、フランスパンの左に写っているのが名物のカイマックというもの。フランスパンにはちみつと一緒に付けるととっても美味しい!

イギリスのアフタヌーンティーでスコーンに付けたクロテッドクリームと似た感じでした。

右のスクランブルエッグみたいなやつは何かの味付けがされていて、何かは分からなかったのですが、半熟でとても美味しかったです。

それと僕はホットミルクも注文。ふつうの牛乳ですが、はちみつが入っていて美味しかったです。

値段は一人当たり450円。これでお腹いっぱいになれるのは嬉しいですね。

お店の近くにチェックしてあったパン屋さん「Çolakoğlu Simit」があったので、大学3の子の朝食も兼ねて買って帰ることに。

美味しそうなパンがたくさん並んでいます。

ショーケースの反対側では窯を使って目の前でゴマが付いたプレッツェルのようなものを焼いています。

このお店はそのプレッツェルのような物が焼き立てで食べられるということで定評があるので、焼いている店員さんに1個くださいと言ったら窯から出したやつを直接渡してくれて、それを会計の人にパスしてくれと(笑)なかなか面白い連携プレイで成り立っています。

これがそのプレッツェルのようなもの。ほかほかでとても美味しかったです。

驚いたのは値段。このプレッツェルのようなものの他に、チョコパンとクリームパンみたいなやつも買い、全部で3つのパンを買ったのですが、全部で80円くらいでした。思わず会計時に値段を聞き返してしまいました(笑)

スウェーデンにもこんな値段のパン屋が近くにあったらなー(笑)スウェーデンはまずパン屋がないですからね。

今日の天気はこんな感じで、太陽が出たり隠れたりといった感じです。気温は一桁くらいで、東京の冬と同じくらいでしょうか。

まず最初に向かったのは「Grand Bazaar」。ここは大きな屋内市場で、洋服からアクセサリー、ランプなど様々な物が売られています。

建物は立派で、こんな感じの道が何本もあるので確実に迷子になります。

そしてイスタンブールは偽物のブランド品がたくさん売られていて、ここにいると法律とはなんなんだろうと思ってしまいます(笑)

大学1の子と3の子はグランドバザールで少しお買い物をし、次に向かったのはこのカフェ「Peyk Away Coffee」。ホテルに併設されているカフェでとてもおしゃれな感じです。

ここではアメリカーノ(240円)のみ購入。まぁ味は普通でしたが、ホテルの綺麗なレストランのトイレを使えたので良しです(笑)

カフェで一息ついた後はランチ!トルコと言ったらケバブということで、評価の高いケバブ屋さん「Şehzade Cağ Kebap」に来てみました。

丁度4人席が空いていて、待つことなく入ることが出来ました。

1階ではこんな感じでケバブを焼いています。美味しいこと間違いなしですね。

このお店はこの串刺しケバブが名物!これとサラダやヨーグルトをトルティーヤに挟んで食べます。

とーっても美味しい!時系列がおかしくなるけど、今回の旅で一番美味しかった!ケバブに炭火焼きの味がついていて、トマトの少し辛いペーストとヨーグルトの酸味が完璧にマッチ!これならいくらでも食べられそうです。

皆でシェアして食べて、一人当たり600円!大満足のランチでした。

ランチの後は甘いもの、ということで「Vefa Bozacisi」というボザの専門店に来ました。

ボザとは麦芽を用いた発酵飲料のことで、とろみのある少し甘い飲み物です。

店内は歴史の漂う感じで、売られているのはボザのみです!

コップ一杯に入って一つ100円です。飲み物かと思いきやとろみがかなり強く、皆スプーンで食べていました。

ほんのり甘くて健康スイーツって感じでとても美味しかったです。

このお店の向かいには大きな鍋で豆を煎っているお店があって、多くの地元客がその豆を買ってボザに入れて食べていました。他店の商品を持ち込んで組み合わせるなんて素敵(笑)

それで「トライしてみたいね」とか話してたら隣りに来た若いカップルが「トライする?」って聞いてくれて豆を少しもらうことが出来ました。

たしかにボザだけで食べるよりも味にまとまりが出て美味しかったです。

全く知らない人に話しかけてくれるなんて素敵な国民性だなーと実感しました。日本ならいろいろ考えちゃって結局話しかけずに終わっちゃうことって多いなと。

ボザを食べた場所から30分くらい歩いて再び中心部の方に戻ってきました。トルコと言ったらイスラム教で、モスクを訪れない訳にはいきません。

ここは「スルタンアフメト・モスク」というモスクで、ブルーモスクと呼ばれています。恐らくこのモスクがイスタンブールで最も多くの観光客が訪れるモスクだと思います。

残念ながら大規模な工事が行われて、ほとんどの部分の天井は写真のように工事用の骨組みに覆われてしまっていました。

一部だけ骨組みがないところがあって、そこはこんな感じで圧巻の壁面絵画がなされていました。

モスク内は土足禁止のため靴下で入るのですが、扉が開きっぱなしなのでとにかく冷える(笑)数分で退散です。

これが今出てきたブルーモスク。

そしてそれに向かい合う位置にあるのがこれから行く「Ayasofya Müzesi」というモスク。このモスクは外観がピンク色でかわいらしい。

このモスクは入場料が1400円もしたけど、靴を脱がずに入れるので良き(笑)そしてこっちも工事が行われていました。

このモスクはところどころにキリスト教に関係する絵が描かれていたりして何事かと思って調べたら、昔は教会だったらしく、それを塗り替えて現在のモスクにしたのだそうです。

今は博物館として使われていて、実際には使われていないのかな。

どちらのモスクも世界遺産に登録されているようです。

じっくりとモスクを見て回った後はコーヒーブレイク。モスクの近くにあるおしゃれそうなカフェ「Poiká Coffee」に来ました。

若者を中心に賑わっています。

アメリカーノは飲み飽きてしまったので、ゼブラモカ(340円)という物を頼んでみました。2ショットのエスプレッソにホワイトチョコレート、ビターチョコレートを混ぜたものらしく、まろやかな舌触りでとても美味しかったです。

これで340円ならとてもお得。

カフェでゆっくりしたあと、大学1の子と3の子は再度バザールで買い物をするということだったので僕はスーパーでお水を買って一旦宿に戻ることに。

宿に帰るとこんな綺麗な夕日が見えたので、近くの海辺に急いで向かうことにしました。

言葉を失いますね。

しばらく海沿いを散歩して日が落ちるのを楽しみました。

皆が買い物から帰ってきた後は夕食を食べに「Balkan Lokantası」というロカンタ(大衆食堂)に来ました。

自分で食べたいものを選んで会計するシステム。安くてボリュームのあるトルコ料理を楽しむことができます。

どの料理も美味しそうで、沢山頼んでしまいました。でもこれだけ頼んで530円という安さ。

左上に写っているのはayranというトルコの国民的なドリンク。ヨーグルトに塩と水を混ぜたものだそうで、ayranを注文すると店員さんも嬉しそうに持ってきてくれました。

が、しょっぱい!しょっぱすぎて半分位残してしまいました(笑)なんでトルコ人はこれを好んで飲むんだろう。

最後にお皿を下げてもらうときにayranが飲み切れないと言ったら店員さんはこれまたニコニコしながら持っていってくれました(笑)たぶん飲み切れない観光客が多いのでしょう。

右上に写っている茶色いのはドーナツを甘いシロップに漬けたスイーツです。フォークでドーナツを少し押すと、シロップが染み出てくるほどひたひたになっています。

これが悪魔的なおいしさ!胃もたれ確実な甘さですが、少し食べる分にはとても美味しいスイーツでした。

どの料理も美味しくて、トルコ料理は日本人に合う印象ですね。ayran以外は。

宿に帰ってきた後は近くにあるランプ屋さんでお買い物。大学1の子はこのランプを購入(笑)

でもそんなに高くなくて良い感じ。ただLCCでどうやって持って帰るんだろうかという疑問はある。←問題なく持って帰っていた。

僕はここでコップを一つだけ買いました。こないだコップを一つ割ってしまっていたのでちょうど良かったです。

その後はワインとチーズとオリーブで夜まで語らって就寝。

今のところ天気にはそこまで恵まれてませんが、それでも十分楽しめる街だなという印象です。とりあえず明日も1日観光できるので、今日観光してないエリア(新市街とアジア側)に行きたいと思います。

トルコ旅行3日目。今日はしっかり皆起床して、9時に出発。

朝食を食べるために事前に調べてあったお店を見つけることが出来ず、その近くにあった「ESPRESSOLAB」に入店。

店内はモダンな雰囲気で良い感じ。

注文したのはコーヒーと七面鳥のサンド、マーブルケーキです。これで710円なので、おしゃれな雰囲気のカフェにしては安いですね。

食べている間に店に入ってきたこの猫が何度も邪魔をしてきたのですが、それにしても可愛い。トルコは猫の街と言われるほど街中に猫がたくさんいます。

この猫は店員さんが餌をやっていたのでお店で飼っているのでしょうか。ただお店のキッチンには入らないでいただきたい(笑)

マーブルケーキはまずまずだったけどサンドイッチはとても美味しくて満足。というか食べ過ぎた。

イスタンブールには3エリアあって、昨日観光したのが旧市街。今日は残りの2つである新市街とアジア側を観光します。(旧市街と新市街はヨーロッパ)

まずは旧市街から新市街へ移動するために「ガラタ橋」という橋を渡ります。この橋の下にはレストランがたくさんあって、鯖サンドが有名みたいなのですが、お腹が一杯なので今回はパス。

土曜日だからか、橋の上では釣りをしている人がたくさんいました。写真に写っている人たちだけでなく、その奥でも沢山の人が釣りをしていました。

こんな寒い中釣りだなんて大変ですね。

新市街は少し雰囲気が変わって、これまた面白い散策が出来そうです。

このエリアはおしゃれなカフェが沢山あるそうで、大学3の子が調べてくれたカフェ「Coffee Brew Lab」に来ました。さっきカフェに行ったばっかだろって突っ込みは聞こえません。

確かにおしゃれな感じです。おしゃれなんだけどBGMがなんともお店の雰囲気とマッチしていないという面白さもありました(笑)

僕が注文したのはコルタード(240円)。コルタードとは少量の温かい牛乳で割ったエスプレッソのことで、以前から試してみたいと思っていました。

美味しかったのですが、量が少ないことを考えるとアメリカーノかラテを頼むかなという感想。でも経験出来て良かったです。

カフェを出た後は同じ通りのデザイナーズショップを数件見て回り、その後に来たのが新市街のショッピングストリート。

このストリートには洋服店などがたくさん軒を連ねていて、歩くだけでも楽しい雰囲気がありました。

この後はアジア側に移動して昼食を食べる予定だったのですが、既に13時で皆お腹も空いたので、このストリート沿いにあるロカンタのお店「Bereket Döner Beyoğlu Şubesi」で昼食を食べることに。

お腹が空きすぎて店内の写真とか撮るの忘れて食事の写真しかありませんでした(笑)

このボリュームで840円。これまた注文しすぎてしまいました。

左上に写っているのはサルマというトルコ式ロールキャベツ的な料理。お米や肉などがブドウの葉に巻かれていて、オリーブオイルにひたひたになって提供されます。

僕がオーストラリアでホームステイしたときのおばあさんがトルコ出身で、これを作ってくれたのが美味しくて、また食べたいと思っていたのです。

あのときは僕の英語力が低すぎてこの料理が何だか理解できずに食べてたのが懐かしい(笑)ぱっと見不味そうですからね。

これがそのおばあちゃんが作ってくれたときの写真です。このときは恐る恐る食べたけど、おばあちゃんのやつの方が美味しかったなー。

たらふく昼食を食べたあとはアジア側に連絡する船に乗るために港に向かいます。それにしても坂だらけ!猫も多いけどそれ以上に坂も多くて足腰が鍛えられます。

迷いながらも何とか港に到着。この港からは3種類の船が出ているみたいで、しっかりと整備がなされた港でした。

こんな感じで改札があって、トラムと同じようにイスタンブールカードを使って入場することが出来ます。

マイナーな路線なのか、船は小さめ。

でも中は意外と広くて誰も立つことなく全員が座れていました。10分くらいの乗船時間なのですが、中には売店が併設されいます。

アジア側に降り立つと一気に観光客っぽい人は減って、地元の人で賑わっています。

港のすぐ近くにはモスクが2つあって、その内の一つがこの「Mihrimah Sultan Cami」というモスク。

観光客向けではないため、静かにお邪魔させてもらいました。大きさは昨日行ったモスクほどではないですか、装飾が綺麗でとても整っている印象を受けました。教会とは違った雰囲気で、モスクにはモスクの美しさがあるように思います。

もう一方のモスクがこの「Yeni Valide Mosque」というモスクで、さっきのモスクよりは大きく、より多くの人が訪れていました。

中はこんな感じで、装飾の色使いが本当にきれいだなと思います。

モスクを見た後は、一息つきたいねということでこのカフェに来てみました。グーグルで調べたら違う店名だったので最近変わったのでしょうか。

2階席に通されたのですが、2回はこんな感じで面白い内装でした。地震がきたら崩れちゃいそうですが、デザインとしては素敵ですね。

頼んだのはザクロジュース(200円)。イスタンブールでは至る所で生絞りのオレンジジュースとザクロジュースが売られていて、名物的な感じでもあるので飲んでみたかったのです。

飲んでみると果実感があって、少し渋みがあるのがクセになる感じでとても美味しかったです。

カフェでしばらく雑談をした後は、バスに乗って南に20分の所にあるカディキョイというエリアに移動します。イスタンブールは車の運転がとにかく粗く、秩序の欠片もありません(笑)

バスも扉が閉まり切る前に移動したりと、スウェーデンでは考えられないような適当さです。まぁそれがトルコっぽくて面白かったりもするのですが。

バスを降りると一気に雰囲気の違う町に来た感じがしました。この写真だけ見たら完全にアジアの発展途上国って感じですね。まぁアジアですが。

このエリアには海産物が売ってたりレストランがあったりする市場通りがあって、東京にいるかのような人混みでした。

カフェが好きな僕たちは、またしてもカフェに行きます。ここで訪れたのは人が多い通りにある「Coffee Manifesto」。店内は激狭で、店前の席で皆コーヒーと会話を楽しんでいます。

僕はラテ(190円)を注文。特段美味しいわけではないですが、安いので良し。ただ流石に夕方に差し掛かっていたので外は寒かったですね。。

18時前となり、そろそろヨーロッパ側の旧市街に戻らねばという事で港に向かおうとしたのですが、この通りは地元の人たちでごった返していました。この絵だけ見たら「TOKYO!」と言っても一見見分けがつかなさそうですね。

カディキョイというアジアのエリアからヨーロッパの旧市街への船は、さっき乗ったやつよりは大きく、乗船する人の数も凄かったです。

これまた船内には売店が完備。子どもがおねだりして、そのお父さんがお菓子を買ってあげていたのが可愛かったです。

30分弱乗船して旧市街に到着。ここから歩いてレストランにでも行こうと思っていたのですが、いきなり大雨に!雨が強すぎて写真をとることさえできませんでした。

ということで雨宿りがてら近くにあったケンタッキーに避難してきました。飲み物だけじゃ悪いと思ってビスケットも頼んだのですが、これでいくらだと思います?

なんと89円です。値段を見ずに注文したので会計時に思わず二度見してしまいました(笑)

そしてコーヒーを頼んだはずが紅茶になっていたのですが、ここまで安いともはやどっちでもいいですね。

雨が弱まったので行こうと思っていたレストランに行ってみたのですが、なぜか閉まってて、結局宿の近くにある「Mitara Cafe & Art」というレストランに来ました。

店内はとてもユニークな感じで、大きな犬が3匹もいました(笑)地下にはキッチンがあったりお風呂があったりと、店主のおばあちゃんはここで生活もしているそうです。

手書きのメニューを見せながら、「今日作れるメニュー」を一つひとつ丁寧に説明してくれました。

とりあえずビールで乾杯。トイレは地下にあるのですが、階段の近くに人見知りが激しい犬がいて、トイレに行くためにはおばあちゃんに犬を抑えておいてもらう必要があるのです。なんともクセが強いレストラン。。。(笑)

で、トイレに行って思ったのです「ここはクレジットが使えるのか?」と。なぜなら僕たちはほとんど現金を使い果たしてしまっているのです。

トイレから出てきておばあちゃんに聞くと、現金のみ、でも他の通貨でもいいとのこと。

そこで僕たちには終了のホイッスルです。とりあえずビール代だけ払ってお店をでることに。ぎりぎり払えるだけの現金があって良かったです。

が、そこで気付いたのが明日の事。「空港バスは現金だけじゃない?」と。さっき払ったビール代でちょうどバス代が消えてしまったのです(笑)

クレジットカードで払えないかとかタクシーを使うかとか色々調べて、とりあえず夕食を食べる事に。ただ僕はお腹が空いてなかったので宿に残ることにしました。

とりあえず色々なパターンを考えて、明日に備えます(笑)

5時半に起床して、面倒臭いから配車アプリでタクシー呼ぶかってなったのですが、高速道路料金とかは別料金ってなって、それを払える現金がないってことでボツ。

おとなしく当初のプランで空港バスが発着するカディキョイに向かうことに。

駅構内は意外と安全そうな雰囲気。

とりあえず空港バスの発着する場所について、まず一つ目の案である「クレジットカードでチケットを買えるかを聞く」を実行。→現金のみ(笑)

そして次の案である「ATMでキャッシングをする」を実行。バス停の近くにあったATMではキャッシングが出来ず焦る我々(笑)

以前キャッシングの方法を調べたときに「PLUS」のマークが付いていればキャッシングできると書いてあったのを思い出し、大きな銀行に併設されているATMを発見。そしてそのマークを確認。

そして歓喜のキャッシング成功です!(笑)因みにこれが僕にとって初めてのキャッシングでした。締め日が近かったおかげか、意外と利子が少なくて空港の両替よりもお得でした。

30分おきに発車しているバスがちょうど出てしまったので、行きたい思っていたチェーン店のパン屋で朝食を購入。

アメリカーノは美味しくなかったのですが、このソーセージパイがとても美味しくて思わず笑顔がこぼれました。

こういう惣菜パンってヨーロッパであまり売られていないので、日本を思い出した感じがしました。

6時半に宿を出て、8時半に空港バスに乗り込むことができました。既に2時間が経過(笑)

フライトは12時35分なので、時間には余裕があります。とはいえ、イスタンブールは渋滞が凄いと全くバスを動かなくなるので、あとは渋滞がないのを祈るだけです。

行きは渋滞で1時間半かかったのが、今回は休日の朝ということもあり、40分で到着!これで皆一安心です。

サビハ・ギョクチェン国際空港は入口でセキュリティチェックがあるため、見送りに来る人などもセキュリティチェックを受ける必要があります。

そして空港内は思ったよりも綺麗で、外資系の飲食店が多く入っていました。

フライトまで時間があるので、カフェでゆっくりすることにしました。朝早くから疲れたのでね。

カフェラテを頼んだのですが、スチームドミルクの泡が荒すぎません?(笑)コーヒーに詳しくない僕でも見ただけで美味しくないって分かりますよこれは。うん、美味しくない。

飛行機のスポットはメインの場所から少し離れた所。地上階のスポットなので、沖止め用のスポットでしょうか。

バスで飛行機のあるところまで移動。帰りも行きと同じくペガサス航空です。

今回はたまたま前から6番目の席に配置されていました。

いつもはエンジンの後ろなのでこうやってエンジンの前が見えるのは新鮮ですね。そしてこころなしか飛行中に聞こえるエンジン音も違う気がしました。

因みにフライトは1時間弱遅れて出発。

約3時間飛行して、ようやくストックホルム周辺の島々が見えてきました。やっぱりスウェーデンはいいですね。

アーランダ空港に到着!イスタンブールがずっと曇っていたこともあって、ストックホルムの晴天が余計にスウェーデン愛を高めてくれます(笑)

いつものように空港からはウプサラバスに乗ってウプサラに帰ります。15時過ぎでまだまだ太陽が高い位置にあることは、スウェーデンの冬が終わったという事を感じさせますね。

そうそう、3日目の夜に皆でスーパーに行ったら女性3人組が「Excuse me!」と大きな声で言って僕たちの前を通ったのですが、そのときに口を覆いながら彼女らの内の一人が「コロナ」と言っていて、聞こえるように言ったのか知りませんが、ずいぶんと残念な気持ちになりました。

調べてみるとこういった「コロナ差別=アジア人差別」が各国で頻繁しているみたいで、これからの旅程を慎重に考える必要があるなと思いました。

初めてこういう経験をしたのでびっくりしたのですが、これを機会に差別する側の心理というのも考えてみたくなりました。

もしかしたら中国人と思って差別してきたのか、あるいは単にアジア人だから差別してきたのか、どちらかはわかりませんが、世界にいる中国人はもっと大変な思いもしているだろうなと思うと悲しいですね。

今回のコロナウイルスによる世界への影響はひょっとしたら、ウイルス自体の影響よりも、こういう差別による心理的影響の方が多いかもしれませんね。

ナショナリズムが高まる世界において、改めて国境・人種を超えた友好関係はどうあるべきかについて考えていきたいと思いました。

皆さんはどう思いますか。是非コメント欄で教えて下さい。

では、今回のイスタンブール旅行記はここまで。イスタンブールは基本的にはとにかくホスピタリティにあふれる街で、料理も美味しく価格も安い最高な街でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。